NAOYA YAMANO

山野 直也

718 Cayman GT4 Clubsport (2019年式)

学生時代からモータースポーツ活動をスタートさせSUPER GT、SUPER TAIKYU、全日本ジムカーナ選手権、D1選手権、海外レースなど数多くのカテゴリーに参戦しシリーズチャンピオン獲得をはじめ、数々の成績を残してきた。近年では2019年Porsche Sprint Challenge Japanシリーズ2位、2020年 富士SUPER TEC 24時間 ST-TCRクラスでは優勝。

すべてのポルシェがレーシングマシン

初めてポルシェをドライブしたのは、2007年のスーパー耐久シリーズの開幕戦(仙台ハイランドレースウェイ)に参戦した996型の911 GT3 Cup JGNでした。
当時20代半ばと若かった私はポルシェのナンバー付き車両すら乗ったことが無く、初めてで憧れのポルシェのコックピットにかなり緊張して乗り込んだ記憶が、今も鮮明に残っています。
外観こそ車高がかなり低く、大型リアウィングとスリックタイヤが装着され迫力が増しているのですが、良く見ると当時の日本車では考えられないくらいの市販車パーツが数多く残されており、これで戦えるのかと疑問に思ったほどでした。
ところが、いざサーキットにコースインするとノーマルな雰囲気からは想像を絶する軽快なハンドリング、リアエンジンレイアウトならではの安定したブレーキング性能、官能的な超高回転型エンジン、そして信じられないくらいの耐久性能の高さでメカニカルトラブルは皆無という完成度の高さに感動しつつ、いつまでも走り続けたいと思わせてくれました。

速い=壊れやすいという私の持っていた常識を破ってくれた、思い出深いレーシングマシンです。

続いて、世界中で注目されているGT4規格のレーシングマシンとして、2019年のPorsche Sprint Challenge Japanに参戦した718 Cayman GT4 Clubsportについてご紹介します。

これこそタイトルでもある「すべてのポルシェがレーシングマシン」と言えるマシンで、8割くらいは市販車と同じパーツで構成されており、ポルシェらしく市販車の性能の高さを証明しているかのようです。 911の様なパワー感はありませんが、ミッドシップレイアウトによる軽快感や回頭性の良さは市販車と共通のフィーリングで、911では味わえないものがあります。
トランスミッションは市販車そのままのPDK(Porsche Doppelkupplung)で当然クラッチペダルもなく2ペダルですし、PSM(Porsche Stability Management)・アンチロックブレーキシステム・トラクションコントロールのお陰でウェットコンディションですら挙動がほとんど乱れず、誰でも安心してハイスピードなレースを楽しむことできます。市販車と同じくタイヤの空気圧もモニター表示されますので、万が一パンクしてもすぐ にドライバーに知らせてくれる機能があったり、エアコンも強力に効くので夏場でも快適なコクピット環境を体験する事が出来ます。

今回は、私がレースで出会った新旧2モデルを簡単にご紹介しましたが、ポルシェ社はガソリンエンジンであろうと、電気モーターであろうと、レーシングクオリティを提供し続けてくれるメーカーとして、これからも私はとても楽しみで仕方ありません。

Q.おすすめドライブルートやレストラン、今後ポルシェで行ってみたい場所を教えてください。

おすすめのドライブルートは東京〜国道413号道志みち〜山中湖〜富士スカイラインですね。是非、ポルシェで道志みちのワインディングを楽しんで頂き、山中湖の湖畔を走り、富士山をガンガン登って頂きたいですね。特に富士山を登る時など、標高が上がるにつれ酸素が薄くなるのでエンジンのパワーが極端に落ちるのですが、ポルシェであれば十分な性能から、その余裕に浸ることが出来るのでおすすめです(笑)
個人的には、いつか911で日本一周をしてみたいですね。

Q.趣味や興味のあることは?

トレーニングや健康維持の為にロードバイクを使うことが多いのですが、ポルシェ純正のバイクラックのお陰でバイクホイールも外すこと無く、しっかりと固定出来て鍵も掛けれらるので安心ですし、とても重宝しています。

Q.ドライブでよく聞く音楽は?

それほどドライブしたり音楽聴いたり出来てないのですが、知人に教えてもらったKygoというアーティストの曲は、ポルシェでドライブする時にはとても合っていると思います。