11th STORY STORY BY Ken

993→996→991‥‥

職人がたどり着き認めた圧倒的テクノロジー
単なる車好きが求めた伝統的かつ未来的意匠

ようやく様々な条件がととのい、晴れて選んだはじめての輸入車はブラックメタリックのポルシェ911カレラ(type996)でした。もっとも近くにある新車ディーラーがポルシェだったという理由ではありません。

現在所有しているのもブラックメタリックのポルシェ911カレラS(type991)。こちらも自宅から徒歩5分のポルシェセンター。自動車にかかわるすべての会社や店舗でもっとも自宅の近くにあります。繰り返しますが、ポルシェを選んだ理由は誓ってそれではありません!

実家は東京都の城西地区。父はそこで町工場を経営しておりました。創業は戦時中、エンジニアだった祖父が、零戦の開発に関わっていたことにはじまり、その祖父が隠居して漁師になった後を引き継ぎました。光学系、医療系の精密機器製造で経営は順調ではありましたが、職人肌の気質は家庭人としては典型的な不適格者。

そんな父とは、幼い頃から無意識に不自然な距離を取るようになっていました。父にもきっとそれが敏感に感じられ、いつしかお互いに疎遠になっていきました。父の事業を継がず、家を出てからは顔を合わすことも滅多になくなり、用件はすべて母を介在してという状態になっていました。

父の最大の趣味は車。若い頃から輸入車を乗りまわしていました。テクノロジー礼賛の父が、最後にたどり着いた車がポルシェでした。世界で274台しか生産されなかったというtype993、ホワイトボディのRSを一時所有しておりました。訳あってRSは手放すことになるのですが、再び買い替えたのはやはりブラックメタリックのtype993。

事業を継がずに好きな文系の道に進んだ息子も車に惹かれてしまったのは必然だったのかもしれません。その単なる車好きがたどり着いたのもポルシェ。その伝統的でもありながら、同時に未来的でもある唯一無比な意匠にぞっこん惚れこんでしまいました。

ポルシェを購入したことを母を介して伝え聞いた父が、ある日実家を訪ねていた私を呼び止め、「ポルシェを買ったんだそうだな。やはりそこにたどり着くわけだ。」

長く隔たりがあったにもかかわらず、お互いにポルシェにたどり着いた父と息子がそこで認め合い、分かり合えたのかもしれません。

STORY BY Ken / 車種 : 911 Carrera S (2014年)

おすすめドライブルートやレストラン、これからポルシェで行ってみたい場所を教えてください

伊豆スカイライン、美ヶ原高原、 タンタローバ デル ミュゼオ御殿場(現 : リストランテ イタリアーノ 桜鏡)、下呂温泉、恵那峡

趣味や興味のある事を教えてください

気儘なドライブついでのスナップ写真撮影とその土地の名物食べ歩き

ドライブでよく聞く音楽を教えてください

ブラームス、マーラー、ワーグナー

Porsche Trivia

天才経営者も愛した911

今や誰でも知っているスティーブ・ジョブスですが、実はポルシェに惚れ込み911を愛車にしていた事は知る人ぞ知る話です。自ら「ポルシェは理想的なブランド」と発言しており、ポルシェの「デザインと機能」の哲学がApple製品のブランディングに惜しみなくつぎ込まれているのがわかりますよね。

あれだけの時価総額を誇る企業ではありますが、やみくもに製品を増やさず、高機能でハイセンス。
性能とともにモノを所有する喜びに溢れる。

タイムマシンで、スティーブ・ジョブスとフェリー・ポルシェの「機能とデザイン」についての対談なんて聞けたら、非常に面白そうですよね!

Today's Gift

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バルミューダ ザ・トースター

バルミューダ ザ・トースターは、感動の香りと食感を実現するトースター。スチームテクノロジーと温度制御により、窯から出したばかりの焼きたての味を再現します。2020年秋、温度制御を進化させ、より上質なデザインにリニューアルしました。
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※色はホワイトをお届け致します。