16th STORY STORY BY wata

旅グルマ、ボクスター。

「旅グルマ」と聞いて、どんなクルマを想起するでしょうか。
荷物をたくさん積めるステーションワゴンや、大勢が乗れるワンボックスタイプ、どこでも寝泊まりができるキャンピングカー。或いは、空港でレンタカーを借りればそれで十分かもしれません。

しかしながら私にとっての旅グルマは、ポルシェ・ボクスター。
本当に素晴らしいロングツアラーだと思っています。

私がポルシェセンター世田谷でボクスターを購入したのは、2014年9月のこと。納車の日、サファイアブルー・メタリックのボディにルクソールベージュのインテリアをコーディネイトしたボクスターを見た瞬間、思わず「カッコ良すぎて乗れないよ・・・」と呟いてしまいました。

それから6年、北海道から鹿児島まで全国のカントリー&ワインディングロードを走らせて、累計走行距離は16万kmを突破。週末のデイドライブや1-2泊程度のショートトリップはもちろん、最低でも年に一度は一週間程度の休暇を取り、ボクスターを駆って旅に出ています。

早朝の街を抜け出し、数百kmのハイウェイクルージングを経て、インターチェンジを出ると同時にルーフをオープン。頭上からは太陽の光が降り注ぎ、山に入れば緑の匂いが、海に出れば潮の香りが、風に乗ってキャビンを満たしてくれます。

低重心の水平対向エンジンをミッドシップに低くマウントしているボクスターの走りは実に爽快で、ワインディングロードでは意のままのドライビングに没入することができます。コントローラブルなブレーキで確実に速度を削ぎつつシフトダウン、路面からのフィードバックを掌に感じながらターンイン。イメージ通りのラインをトレースし、コーナーの出口が見えたところでアクセルを開け、高鳴るエンジン&エグゾーストサウンドに包まれながら、次のコーナーを目指します。

日が暮れるまで走り続けたら宿に入り、当地の食事や温泉を堪能。
まだ見ぬ風景の中を走る明日を想い描きながら、ぐっすりと眠りに就くのです。

ボクスターは、紛うことなきミッドシップスポーツカーです。
しかしながら、スポーツカー故に長旅で我慢を強いられる、ということが無いのです。前後のラゲッジルームは一週間分の荷物を余裕で呑み込み、満タンで600km走る燃費が長駆を可能にし、快適なシートや良好な視界のおかげで長時間の運転でも疲労やストレスを感じません。

マシーンとしてのクオリティも抜群で、定期的なメンテナンスや消耗品の交換のみで、これまで16万kmを実質ノートラブルで走り続けています。そもそもの優れたパフォーマンスにこれらのロングツーリング性能や信頼性が加わり、更にはコンバーチブルトップという最大の付加価値と、新車当時から変わらずカッコいいスタイリングを備えたボクスター。

私が求めるものをすべて持っている、最高の旅グルマなのです。

STORY BY wata / 車種 : Boxster(2014年)

おすすめドライブルートやレストラン、これからポルシェで行ってみたい場所を教えてください

八戸川内大規模林道。
林道と言っても完全舗装の2車線路、間に国道や県道を挟みながら岩手県北部を南北に縦走する、素晴らしいドライビング・ロードです。 全長は100kmに及び、交通量は僅少、人家も信号もほとんどなく、緑の中をひたすら走り続けることができます。 是非一度、走りに行ってみてください。

趣味や興味のある事を教えてください

旅先で、昼食に旨い蕎麦を食べること。
蕎麦屋は市街地だけでなく、郊外や山の中に店を構えていることが少なくありません。また、そのような店は水や空気にも恵まれており、良い蕎麦を出してくれるところも多いと思います。そんな山間部の旨い蕎麦屋で腹を満たすことができれば、その日のドライブは更に思い出深いものとなります。

ドライブでよく聞く音楽を教えてください

洋楽邦楽を問わず、80年代から90年代のロックやポップス。
とりわけ、イエロー・マジック・オーケストラ。ただし、私は極力ボクスターの屋根を開けて走らせており、その間は音楽を聴きません。 エンジン・サウンドやエグゾースト・ノートに耳を傾けています。

Porsche Trivia

覆されたミッドシップスポーツカーの常識

ボクスターが誕生から全くコンセプトを変える事なくヒットし続ける理由、それは本格ミッドシップスポーツカーでありながら、「万能」であるという事です。本来ミッドシップエンジン車は荷物の置き場がほぼ無い事が当たり前でした。

そこにはデザイナーの徹底的な拘りが宿っているからに他なりません。ボクスターデザインを担当しているグラント・ラーソン氏は、実は根っからのポルシェフリークです。

心底ポルシェに傾倒するラーソン氏は、自身も356や912を所有し、こよなく愛しているそうです。その時代の車達に乗りながら、やはりミッドシップでも万能であるべきだという信念を形にしたのでしょう。

Today's Gift

ENOTECA エノテカ
ルイ・ロデレール クリスタル

1988年創業以来、ワイン商として「FOR ALL WINE LOVERS すべてのワイン愛好家のために奉仕する」を理念としているエノテカ。この日本に於けるワインの殿堂ともいえるエノテカより、シャンパーニュメゾンの頂点に君臨する老舗メゾン「ルイ・ロデレール」が”希少性、完璧さ、気品”にこだわって作り上げた特別な1本「ルイ・ロデレール クリスタル」をプレゼント。