ポルシェとの出会い、それは何てことのない、先輩からのアドバイス。
ポルシェと言えば、「こちら葛飾区亀有公園前派出所」に出てくる秋本麗子が乗っているスーパーカーというイメージしか無かったあの頃。ふと、マニュアルのオープンカーに乗ってみたいと思い先輩に相談したところ、ポルシェのボクスターを勧められた。
初めての車がポルシェ…。と言うか、そもそも自分が買えるわけないだろうと思いながら店に出向いたところ、そのスタイリングに一瞬で心を奪われた。
それから何とかお金を工面して、とうとうポルシェライフが始まった。それ以来、不慮の事故や天災に見舞われながらも4台のポルシェを乗り継ぎ、今は718スパイダーに乗っている。
ご存じの通り、718スパイダーはポルシェのラインナップの中でもやや特殊なモデルである。マニュアルトランスミッションのみの設定に加え、今時幌が手動という、一般の人からしたら1,000万円オーバーの車でそれは無いだろうと言われてしまいそうな車だ。
しかし、ひとたび所有すれば、それらのすべてが許容できるほど魅力的な車に変貌する。自分の足の動きにリニアに反応してくれるエンジン、固さとしなやかさを兼ね備えた足回り、そして何と言っても、オンリーワンのスタイリング。特徴的なリア周りのデザインを眺めながら、何杯の飯が食えるだろうか(笑)
手動幌のオープンカーにマニュアルトランスミッション。速くてスムーズなPDKの前で速さを競ったところで、何の意味もない。車と対話するように、今日も最適なギアを手動で選択していく。
718スパイダーをいつまで所有して乗り続けるかは、現段階では分からない。それでも今は、久々のオープンエアーとマニュアルトランスミッションを存分に楽しみたい。
さて、今度の休みはどこの“季節”を迎えに行こうか?
お勧めは首都高の湾岸線。これから行ってみたい場所は、夏のビーナスライン。
ジェットスキーに興味があり、来年こそは始めたいと思っている。
浜田省吾
911カブリオレ・718スパイダー・718ボクスター・911タルガトップ等々、ポルシェでは一口にオープンカーと言っても様々な呼び名が使われています。
では、「カブリオレとスパイダーって何が違うの?」と言いますと・・・
カブリオレはベース車を『ルーフが開く』ように設計し直した車。スパイダーはベース車を『ルーフLESSデザイン』へリデザインした上で、走行性能も含めて専用チューニングを施した車。
ブランドによって、多少の定義の違いはありますが、皆そのような傾向が見て取れます。
ちなみに、ドイツ語では「カブリオレ」ではなく、「カブリオ」になります。
Brift H ブリフトアッシュ
長谷川裕也による貸切ペアシューシャイン
NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」にも登場した靴磨き専門店「ブリフトアッシュ」の代表を務め、靴磨き世界チャンピオンでもある長谷川裕也氏が、今宵お二人のためにだけに青山店を貸し切りにして靴を磨く特別セッション。プロの神業を間近に見られるチャンスです。